ブログ

blog

目がかすむ原因とは?白内障だけじゃない、考えられる病気と受診の目安|江東区大島の眼科|白内障・日帰り手術ならM’S EYECLINIC OJIMA エムズ眼科クリニック大島

目がかすむ原因とは?白内障だけじゃない、考えられる病気と受診の目安|江東区大島の眼科|白内障・日帰り手術ならM’S EYECLINIC OJIMA エムズ眼科クリニック大島

目がかすむ原因とは?白内障だけじゃない、考えられる病気と受診の目安

「最近、なんとなく目がかすむ」
「朝はよく見えるのに、夕方になるとぼやける」
「片方の目だけ急に見えにくくなった」

このような「目がかすむ」という症状は、眼科を受診するきっかけとして非常によくみられます。

かすみ目というと白内障を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実際にはドライアイや眼精疲労、角膜の病気、網膜の病気など、さまざまな原因が考えられます。

なかには、網膜剥離や網膜血管閉塞など、早急な診断と治療が必要な病気が隠れていることもあります。

大切なのは、「いつからかすんでいるのか」「片目だけなのか、両目なのか」「ほかにどのような症状があるのか」を確認することです。

今回は、目がかすむ主な原因と、眼科を受診するタイミングについて分かりやすく解説します。

目がかすむとは?どんな見え方?

「目がかすむ」といっても、その感じ方は人によってさまざまです。

例えば、

  • 霧がかかったように見える
  • ピントが合わず、ぼやける
  • 白っぽく、すっきり見えない
  • ものがにじんで見える
  • 以前より全体的に暗く感じる
  • 文字や人の顔がはっきり見えない

など、さまざまな見え方があります。

また、目をこすったり、まばたきをしたりすると改善する場合もあれば、一日中かすみが続く場合もあります。

こうした症状の違いは、原因となる病気を考えるうえで重要な手がかりになります。

原因① ドライアイ|まばたきで改善するかすみ目

目がかすむ原因として身近なのが、ドライアイです。

目の表面は涙によって覆われています。涙には目を乾燥から守るだけでなく、角膜の表面を滑らかに保ち、ものを鮮明に見るための重要な役割があります。

ドライアイによって涙の量や質のバランスが崩れると、目の表面が不安定になり、視界がかすんだり、ぼやけたりすることがあります。

特に、

  • パソコンやスマートフォンを長時間使用する
  • エアコンの効いた部屋で過ごすことが多い
  • コンタクトレンズを使用している

といった方にみられることがあります。

「まばたきをすると一時的に見えやすくなる」「夕方になるとかすみが強くなる」といった場合には、ドライアイが関係している可能性があります。

ただし、こうした特徴だけでドライアイと判断することはできません。症状が続く場合には眼科で確認しましょう。

原因② 白内障|徐々に進行するかすみ目

白内障は、目の中でレンズの役割をしている「水晶体」が濁ってくる病気です。

水晶体が濁ると、目の中に入ってきた光がうまく網膜まで届かなくなったり、光が散乱したりすることで、視界がかすむようになります。

白内障では、

  • 以前より視界が白っぽく感じる
  • 夜間の車のライトがまぶしい
  • 眼鏡を変えてもすっきり見えない
  • 色が以前より鮮やかに見えない

などの症状が現れることがあります。

白内障の多くはゆっくり進行するため、ご自身では変化に気づきにくいこともあります。

「最近、少しずつ見えにくくなってきた」という場合には、白内障が原因となっている可能性があります。

白内障の症状や手術を検討するタイミングについては、以前の医療ブログでも詳しくご紹介しています。

関連記事:
「白内障の初期症状とは?見え方の変化に気づいたら早めに眼科へ」

「白内障はいつ手術を受けるべき?手術を考えるタイミング」

原因③ 眼精疲労・屈折異常|目の使いすぎや眼鏡が合っていない場合

長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用によって、目の疲れやかすみを感じることがあります。

特に、近視・遠視・乱視・老眼などが適切に矯正されていない場合には、無理にピントを合わせようとすることで目に負担がかかります。

「夕方になると文字がぼやける」

「長時間パソコンを使った後に見えにくくなる」

といった場合には、眼鏡やコンタクトレンズの度数が合っていない可能性もあります。

ただし、休息しても改善しない場合や、かすみが繰り返し起こる場合には、ほかの病気が隠れていないか確認することが大切です。

原因④ 角膜の病気|痛みや充血を伴う場合も

角膜とは、黒目の表面にある透明な組織です。

角膜は、目の中に光を取り込む際に重要な役割を果たしています。

そのため、角膜に傷や炎症、むくみなどが生じると、透明性が低下し、目がかすむことがあります。

特に、コンタクトレンズを使用している方では、角膜感染症などに注意が必要です。

「かすみ目に加えて、痛み・充血・まぶしさがある」場合には、角膜の病気が関係している可能性があります。

コンタクトレンズを使用している方で、このような症状が現れた場合には、すぐにレンズを外し、再装用せず、当日中に眼科を受診してください。

原因⑤ 緑内障|自覚症状が少ないまま進行することも

緑内障は、視神経が障害されることで視野が徐々に欠けていく病気です。

慢性の緑内障では、初期に自覚症状がほとんどないことも多く、目がかすむという症状だけで緑内障を疑うことは難しい場合があります。

一方、急激に眼圧が上昇する急性閉塞隅角緑内障などでは、

・急なかすみ目
・強い目の痛み
・頭痛
・吐き気
・光の周囲に虹のような輪が見える

といった症状が現れることがあります。

このような場合には、緊急の治療が必要になることがあるため、直ちに眼科または救急医療機関を受診してください。

緑内障は自覚症状が少ないまま進行することもあるため、定期的な眼科検査が重要です。

原因⑥ 網膜の病気|片目だけかすむ・ものがゆがむ場合

目の奥にある「網膜」は、光を感じ取る重要な組織です。

網膜に異常が生じると、視界がかすんだり、ものがゆがんで見えたり、視野の一部が欠けたりすることがあります。

代表的な病気には、次のようなものがあります。

加齢黄斑変性

網膜の中心にある「黄斑」に異常が生じる病気です。

ものの中心がゆがんで見える、中心部分が暗く見える、視力が低下するなどの症状が現れることがあります。

黄斑前膜

網膜の表面に薄い膜が形成される病気です。

膜が収縮して網膜にしわが生じると、ものがゆがんで見えたり、視力が低下したりすることがあります。

糖尿病網膜症

糖尿病によって網膜の血管が障害される病気です。

初期には自覚症状がないことも多いですが、病気が進行すると黄斑浮腫や硝子体出血などによって視力が低下することがあります。

網膜剥離

網膜が本来あるべき位置から剥がれてしまう病気です。

飛蚊症や光視症、視野の欠けなどに加え、剥離が黄斑に及ぶと急激に視力が低下することがあります。

突然のかすみ目や視野の異常がある場合には、早急な眼科受診が必要です。

関連記事:
「網膜剥離の前兆とは?飛蚊症・光が見えるなど見逃してはいけない症状」

原因⑦ 網膜血管閉塞|突然、片目が見えにくくなる

網膜の血管が詰まる病気も、急激なかすみ目の原因となります。

代表的なものに、網膜動脈閉塞症や網膜静脈閉塞症があります。

特に網膜動脈閉塞症では、片方の目が突然、痛みを伴わずに見えにくくなることがあります。

網膜動脈閉塞症は眼科的な緊急疾患であり、脳梗塞などの全身の血管疾患との関連もあるため、速やかな救急評価が必要です。

突然、片方の目が見えなくなった場合や、急激に視力が低下した場合には、症状が改善しても直ちに救急医療機関を受診してください。

片目だけかすむ?両目ともかすむ?

かすみ目の原因を考えるうえでは、片方の目だけなのか、両方の目なのかを確認することも重要です。

片目ずつ隠して見え方を確認すると、左右差に気づくことがあります。

ただし、片目だけの症状だから必ず網膜の病気、両目だからドライアイ、といったように単純に判断できるわけではありません。

また、両目で見たときに視野の同じ側が欠ける場合には、脳の病気が関係していることもあります。

突然の視覚異常に、ろれつが回らない、手足の麻痺、顔のゆがみなどを伴う場合は、脳卒中の可能性があるため、直ちに119番へ連絡してください。

こんなかすみ目は、すぐに受診を

目のかすみは身近な症状ですが、なかには緊急の対応が必要な場合があります。

特に、次のような症状には注意してください。

・突然、片方の目が見えにくくなった
・急に視力が大きく低下した
・視野の一部が欠けたり、暗くなったりした
・カーテンがかかったような影が見える
・急に飛蚊症が増えたり、光が見えたりする
・強い目の痛みや充血を伴う
・激しい頭痛や吐き気を伴う

突然の視力低下や視野欠損は、直ちに眼科または救急医療機関での評価が必要です。

新しい飛蚊症や光視症がある場合も、できるだけ当日中に眼科で網膜を確認してください。

症状が一時的に改善した場合でも、重大な病気が隠れていることがあるため、自己判断で様子を見ないことが大切です。

目がかすむとき、眼科ではどんな検査をする?

眼科では、症状や目の状態に応じて必要な検査を行います。

主な検査には、

  • 視力検査
  • 屈折検査
  • 眼圧検査
  • 細隙灯顕微鏡検査
  • 眼底検査
  • OCT(光干渉断層計)

などがあります。

視力や眼鏡の度数だけでなく、角膜や水晶体、網膜、視神経などを確認することで、かすみ目の原因を調べます。

必要に応じて、瞳孔を広げる散瞳眼底検査を行う場合もあります。

散瞳検査後は数時間ほどまぶしく感じたり、近くが見えにくくなったりするため、ご自身で車やバイクを運転しての受診は避けることをおすすめします。

目のかすみを感じたら、原因を確認することが大切です

目がかすむ原因は、ドライアイや眼鏡の度数の変化といった身近なものから、白内障、緑内障、網膜疾患など、さまざまです。

「年齢のせいだから仕方ない」
「目が疲れているだけだろう」

と考えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、かすみ目の原因は、ご自身の症状だけで正確に判断することはできません。

特に、突然の視力低下や視野の異常がある場合には、早急な受診が重要です。

一方で、ゆっくり進行するかすみ目であっても、白内障や網膜疾患などが隠れている可能性があります。

「最近、以前より見えにくくなった」「眼鏡を変えてもすっきり見えない」と感じる方は、一度眼科で目の状態を確認してみてください。

エムズ眼科クリニック大島では、開院後、身近な目の症状から専門的な検査・治療まで、幅広く対応できる眼科クリニックを目指しています。

地域の皆さまが安心して目の健康について相談できる場所となれるよう、開院に向けて準備を進めてまいります。